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「永田町アホばか列伝」足立康史|政治家、官僚、メディアを痛烈に批判した本

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現役議員が暴く永田町の真実!

「永田町アホばか列伝」(著者:足立康史、発行日:2017年10月19日)は、日本維新の会所属の衆議院議員・足立康史氏が、その歯に衣着せぬ発言で、永田町の住人たちの「アホ」で「ばか」な実態を暴き出す一冊です。

本書では、森友・加計問題から築地市場問題、そして数々の政治家たちの言動に至るまで、足立氏ならではの視点でバッサバッサと切り捨てていきます。

野党議員たちの実態とは?

本書では、特に野党議員への批判が容赦なく展開されています。例えば、民進党の玉木雄一郎議員は、安倍政権を獣医学部新設問題で厳しく追及しながらも、自身も日本獣医師会から100万円の献金を受けていたことを指摘されています。また、山尾志桜里議員に対しても、ガソリンプリカ不正使用問題を取り上げ、「政治資金規正法違反の疑いがある」と断言しています。

さらに、民進党の山井和則議員に対しても、過去に「審議を拒否して国会を空転させて、政権にダメージを与え、政権を倒そうとする方法は、国民からは理解は得られないと思います」と発言していたことを引用し、その発言のブーメランぶりを皮肉っています。

共産党の「怖さ」と「ソフト路線」の真意とは?

本書では、日本共産党についても、その実態に迫っています。特に、公安調査庁によって監視されている「破防法監視団体」であることや、過去に「暴力革命の方針」を持っていたことなどを指摘し、その「怖さ」を浮き彫りにしています。一方で、近年見られる共産党の「ソフト路線」についても言及し、その真意を問いかけています。

メディアの「偏向報道」と「テキトー評論家」に喝!

足立氏は、メディアに対しても、その姿勢を厳しく批判しています。特に、朝日新聞の報道内容を「捏造」と断言し、その体質を糾弾しています。また、テレビに出演するコメンテーターに対しても、専門性や肩書きを盾に「テキトーなコメント」をしていると指摘し、その責任の重さについて言及しています。

まとめ

「永田町アホばか列伝」は、政治に興味がある人にとっては、普段なかなか知ることのできない永田町の裏側を垣間見ることができる刺激的な一冊と言えるでしょう。特に、足立氏と同じく、現在の日本の政治状況に疑問や不満を抱いている人にとっては、共感できる部分も多いのではないでしょうか。

一方で、その主張には賛否両論あることも事実です。

政治的な立場に関わらず、本書をきっかけに、日本の政治について、そして政治家について、深く考えるきっかけを与えてくれる一冊であることは間違いありません。

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本の目次と要約

第一章 いま日本を覆う危機的アホばか案件を斬る!

  • 森友・加計問題の本質とは?

森友学園問題は補助金詐欺事件であり、加計学園問題は「加計ありき」ではなく「加計しかなかっ た」と主張。一連の騒動の背後にある、公益法人を取り巻く不透明な制度、そして問題の本質を見 誤った野党の姿勢を批判する。

  • 都民ファースト 希望の党は信じられるのか?

小池百合子都知事率いる都民ファーストの会の動向を振り返りつつ、その実態は「人気にあやか りたいだけの古臭い政治団体」と断言。小池都知事のメディア戦略や、希望の党の政策の曖昧さ を指摘する。

* **小池百合子――テレビを巧みに操る「自分ファースト」**

* **野田数――六本木で「大日本帝国憲法」を語る?**

* **音喜多駿――自党の代表交代を知らされなかった幹事長**

* **若狭勝――ゴルフして飯食ったら悪人と決めつける元検事**

* **渡辺喜美――ブーメランが直撃している「生き恥議員」**

  • 永田町が生んだ「トリックスター」たち

問題行動が多い議員を「トリックスター」と名付け、その行動の裏にある心理や、彼らが国会議 員としてあるまじき存在である理由を解説する。

* **上西小百合――何でも炎上、国会芸人と化したモンスター**

* **豊田真由子――霞が関と永田町の悲しいハイブリッド**

第二章 野党に巣食うアホばかたち

  • なぜ野党の足立康史が野党を批判するのか

野党議員でありながら、他の野党を批判する理由を説明。国会は与党と野党が対決する場だけで はなく、政策論争の場であるべきだと主張し、建設的な議論を放棄した野党の無責任さを糾弾す る。

  • 民進党――アホばかの巣窟に最後の 一撃

民進党を「政策論争から逃げ出したアホばかの巣窟」と批判。具体的な事例を挙げながら、その 欺瞞性に満ちた姿勢を暴き出す。

* **前原誠司――「シロアリ」の影でコソコソしていた陰鬱な貴公子**

* **山尾志桜里――不倫は犯罪ではないが、ガソリンプリカは犯罪だ**

* **村田蓮舫――二重国籍とカジノ担当大臣**

* **初鹿明博――当選すれば問題なし?「連れ込み未遂」と居眠り**

* **山井和則――派遣解雇の元凶による華麗な自爆**

* **小西洋之――「足立に言ったった」とウソつくなら、テープ出そか?**

* **玉木雄一郎――獣医師会から献金もらってるお前が言うなボケ…**

* **江田憲司――身を切る改革を偽装する政党クラッシャー**

  • 辻元清美――元「反天皇制」論者の生コン疑惑

辻元清美議員の過去の「反天皇制」発言を取り上げ、その思想信条を問題視する。

  • 日本共産党――顔の見えない職人集団のホンマの恐ろしさ

日本共産党の実態について、その歴史や思想信条を踏まえながら解説。彼らが「破防法監視団 体」であることを指摘し、その危険性を訴える。

* **本当は、そして本当に怖い日本共産党**

* **破防法監視団体**

* **今でも社会主義・共産主義を目指している**

* **実はゴリゴリの保守政党!?**

* **ソフト路線を繰り出す共産党**

* **有能な職人集団**

  • 自由党――二大政党制の夢の果て

自由党について、その小政党化の現状を指摘し、二大政党制実現のために必要なことを考察す る。

* **小沢一郎――何でもありの失敗の歴史**

  • 社会民主党――いつまで残ってんの?

社会民主党について、その存在意義を問いかける。

* **福島瑞穂――「森友潰したかった」は、バラしたらアカン?**

  • 日本維新の会――クソ真面目な維新はバカなのか

日本維新の会について、その特徴や課題を分析する。

* **橋下徹――絶対に妥協することができない「真面目アホ」**

* **足立康史――秘書とのトラブル、アホばか懲罰…**

第三章 終焉を迎える自公連立ビジネスモデル

  • 自由民主党――地方はズブズブやりたい放題のグダグダ

自由民主党を「古い体質を引きずる政党」と批判。地方との癒着体質や、改革意識の欠如を指摘 する。

* **足立康史は与党を擁護しているわけではない**

* **甘い蜜を吸い続ける古い自民党**

* **安倍晋三――何 がしたくて総理に返り咲いたんですか?**

* **稲田朋美――大臣も政治家も不向きなんと違いますか?**

* **中谷元――なんで足立がフォローせんとアカンねん…**

* **小泉進次郎――「 こども保険」は財務省に乗せられてるんでしょ**

* **高市早苗――お財布代わりの寄付控除?**

* **石破茂――この人が次期総理? ただの軍事オタクですやん**

* **岸田文雄――前例をはみ出せない管理タイプ**

* **原田憲治――ダメな世襲議員を許したらアカン**

  • 公明党――隠れた保守か、それとも「プロ与党」か?

公明党の実態について、その歴史や支持母体との関係を踏まえながら分析。彼らが「プロ与党」と化し、政策よりも政権維持を優先している現状を批判する。

* **日本を左傾化から救ったのは公明党**

* **与党であることそのものが目的化する政党**

* **小選挙区時代に世論のバロメーターであり続けられるか?**

  • 待ったなし…憲法をどうするのか?

憲法改正について、公明党の曖昧な姿勢を批判。憲法改正議論の進展を阻む要因を分析し、政 治家としての責任を果たすよう訴える。

  • 最後に、いつもご迷惑ばかりおかけしてすみません…

国会での自身の言動を振り返り、反省と謝罪の言葉を述べる。

第四章 ウソつきメディアとテキトー評論家

  • 朝日よ、偏向はまあいいが、ウソはアカン!

朝日新聞を名指しで批判。森友学園問題に関する報道姿勢を問題視し、メディアとしての責任を 問う。

  • テレビは政治エンタメ性の入口

テレビ報道について、そのエンターテイメント性を指摘。政治を娯楽として消費する風潮を生み 出していると批判する。

  • 政策ではなく政局が好物のマスコミ

マスコミの政局報道体質を批判。政策の中身を吟味せず、スキャンダルやゴシップばかりを追いか ける姿勢を問題視する。

  • マスコミは反権力でなきゃアカンの?

マスコミの反権力主義について疑問を呈する。真のジャーナリズムとは何かを問いかける。

  • ネットとテレビの行方はどうあるべき?

インターネットの普及によるメディア環境の変化を分析。今後のテレビとネットの関係性について 考察する。

  • ヨーロッパの政治家はメディアを批判しない

日本の政治家とメディアの関係性について、ヨーロッパとの比較を交えながら考察する。

  • 肩書きをそのまま信じるな!

評論家やコメンテーターの言動について、その背後にある利害関係に注意を促す。

  • 経産省が生んだ二大スター? 岸博幸と古賀茂明

岸博幸氏と古賀茂明氏という二人の元経産官僚を取り上げ、その言動を分析する。

  • おわりに――どうぞ、維新を超えて

読者に向けて、政治参加を呼びかける。

関連リンク

足立康史オフィシャルサイト:メディア出演情報が充実。

足立康史公式チャンネル「あだチャン」(YouTube):動画本数1000本超。見どころ一杯。

足立康史 X(Twitter):更新頻度、高。他者との意見交換も面白い。